EN | JP

見どころ・注目ライダー

中須賀克行
中須賀克行

強さの秘訣は”事前準備”
#1 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 中須賀克行

今年の8月で38歳になる中須賀克行は、日本の最高峰クラスで5連覇を含む8度のチャンピオンを獲得している絶対王者だ。
 その強さの秘訣を本人は「事前準備をしっかりと整えること」と言う。だからといって、YAMAHAのテストコースを走り回るかと言えばそうではない。彼の言う準備とは何かと言うと、どうすれば速く走れるかを徹底的に考えることにあるようだ。24時間は言い過ぎだろうが、常にマシンのこと、レースのことを考えているからこそ、王者で居続けられる走りができるのだろう。
 ちなみに出身は福岡県であり、ラーメンではとんこつにこだわるそう。どうしてもとんこつラーメンが食べたくて、それがなかった場合は「味噌ラーメンかな」と、ちょっと濃いめの味が好みのようだ。今年も非常にクレバーで、内容の濃いレースメイクに期待できそうだ。
野左根航汰
野左根航汰

大先輩でも容赦なし「今年は勝負の年」
#4 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 野左根航汰

一時はMoto2™クラスへのフル参戦が囁かれたが、その時期に本人だけでなく周りの環境が変わったこともあり、全日本選手権でのレース活動を続ける注目の若手ライダー。YAMAHAの若手育成チームからYAMAHA FACTORY RACING TEAMのシートを得て3年目になる今シーズンは、さらなる活躍に期待ができる。チームメイトであり大先輩の中須賀克行からも可愛がられており、良き師弟関係を築いている。
 しかしレースとなればもちろん、中須賀とはバチバチのライバル関係。中須賀とトップ争いをしていて、リスクのある場所でも抜くことができるかと尋ねると「もちろん行きます。特に今年は勝負の年なので、躊躇しません」とキッパリ。GPライダーばりの肘擦りライディングが野左根の特徴であり、今年はさらに磨きがかかっている。その若さあふれる走りに注目だ。
 
高橋巧
高橋巧

”好不調の波”を排除。好きな数字は13?
#13 Team HRC 高橋巧

高橋巧の名前が知られるようになったのは、鈴鹿8耐での活躍がきっかけだ。鈴鹿8耐への初参戦は2008年。この年、全日本GP250に出場していた高橋巧はレンタル移籍として鈴鹿8耐に出場し、いきなり3位表彰台に立った。これが表彰台登壇の最年少記録。翌年にも別チームで再び3位。2010年にはHondaのエースチームともいえるMuSASHI RT HARC-PRO.でJSB1000を戦い始め、この年の鈴鹿8耐では優勝。実に鈴鹿8耐の表彰台登壇率100%を誇った。
 そんな彼が全日本選手権で初めて表彰台に立ったのは2005年の筑波での2位。「レースは好きだし、優勝もしたいけれど、人前に出る表彰式は苦手」とシャイな面を見せていたが、ここから着実にトップライダーへの道を歩み始め、2017年にはMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaで、Hondaにとって6年ぶりとなる念願のJSB1000クラスチャンピオンを獲得。翌年には10年ぶりに復活したHondaのワークスチームであるTeam HRCのライダーとなり、王座奪還へ向けて力強い走りを見せている。
「自分自身に好不調の波はないようにしています。そうでないとマシンの調子を的確に判断できませんから」という考えを持つ。好きな数字は今年のゼッケンでもある13で、他の人が選ばない数字でかぶらないからとのことだが、「13は、トランプではキングですからね」とも言う。シャイでありながらも、きっとこの「キング」という表現が高橋の本音なのだろう。寡黙ながらも熱く燃える高橋の王座奪還に、ファンの期待も高まるところだ。
渡辺一馬
渡辺一馬

高校生時代から一線級で活躍。チームやスポンサーへの感謝も忘れない
#23 Kawasaki Team GREEN渡辺一馬

渡辺一馬は、インタビューの際には慎重に言葉を発し、そしてスポンサーやチームに対する感謝の気持ちを忘れないコメントを発信する正当派アスリートだ。
 全日本選手権にデビューした当時は、現役高校生ライダーとしてメディアに取り上げられることが多く、日本グランプリ出場の際にはツインリンクもてぎのある栃木県出身ということから県知事を表敬訪問するなど、サーキットを離れたところで自らレースの宣伝マンとして活躍している。
2006年にはポルトガル、バレンシアでの世界グランプリ125ccクラスにスポット参戦。2009年に全日本ST600に転向し、2013年に同クラスでチャンピオンを獲得する。その後、全日本J-GP2に転向。2016年は世界耐久選手権にフル参戦し、そして2017年に現在のKawasaki Team GREENへの移籍し、途切れることなく常に最前線でレースを戦い、知識を蓄え、ライディングと感性を磨いてきたことが彼の財産といえる。
 高校生ライダーとして注目された一馬も、今年29歳。一児の父として新シーズンを迎えることを自身のSNSで明かしている。守るものを得て、さらなる高みを目指すハングリーさを持つアスリートのポテンシャルをぜひ見てほしい。
津田拓也
津田拓也

心機一転のシーズン。ヘルメットはたこ焼きをデザイン?
#71 TK SUZUKI BLUE MAX 津田拓也

20歳で全日本にデビューした遅咲きライダーである津田拓也。 今年は、6年間在籍したヨシムラスズキを離れて心機一転のシーズンとなる。
津田のライダーとしての転機は2012年の鈴鹿8耐。SUZUKIのサテライトチームから出場して総合4位となった。実は同じ年の鈴鹿2&4レースで津田は、ヨシムラスズキの一員としてJSB1000にデビューしている。鈴鹿2&4レースでは津田がメインとしていたST600のレース開催がなかったこともあるが、ヨシムラとしては津田の実力を計る機会でもあったはずだ。そしてここでのJSB7位入賞と鈴鹿8耐4位の成績を引っさげて、2013年からヨシムラスズキの正ライダーとしてJSB1000を戦うことになった。
 関西出身のライダーらしく、彼のヘルメットはたこ焼きをモチーフにしてるそう。一見すると旭日旗にも見えるのだが、よく見ると実は爪楊枝が1本刺さっている。ぜひピットウォークなどで確かめてみてはいかがだろう。

グランプリコースで日本のバイクレースが開幕!
関東圏で唯一、日本最高峰クラスを含む全クラスを開催

今年も日本最高峰のバイクレース「全日本ロードレース」は、MotoGP™開催コースであるツインリンクもてぎで開幕を迎える。シリーズ全9戦の中でも4クラスすべてが揃うのは5戦であり、関東圏では本大会のみ。しかも日本最高峰のJSB1000クラスが土日でそれぞれ1レースずつ行われるという、バイクレースファンにとっては贅沢な週末と言えるだろう。

ライダーにとってもチームにとっても、開幕戦で勝利を飾ることはシーズンを戦ううえで実に重要であり、どの陣営も全力で挑んでくることは間違いない。チャンピオンを奪い返したYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行、そして同じくワークスのライバルとなるTeam HRC 高橋巧を筆頭に、今年もハイレベルなレースが見られることは間違いない。

Kawasaki Team GREENからは地元・栃木出身の渡辺一馬、新加入の岩戸亮介といった若いライダーが虎視眈々と上位を狙う。加えて、今年電撃移籍した加賀山就臣、昨年の鈴鹿8耐で純粋なプライベーターとして最上位に入った渡辺一樹を擁するヨシムラスズキMOTULらも優勝争いに加わってくることが予想され、開幕から激戦必至のバトルとなることは間違いなさそうだ。

また、前述の通りツインリンクもてぎは世界最高峰のバイクレースMotoGP™を日本で唯一開催しているグランプリコースであり、10月の日本グランプリにワイルドカード参戦を目指すライダー達が、グランプリコースでのレース経験を積む、数少ない機会でもある。最高峰クラスだけでなく、J-GP3の軽量級クラスの若手ライダーたちが見せる走りにも注目だ。

※内容は予告なく変更となる場合がございます。
※使用している写真・イラストはイメージです。

 

HOME会社情報広報採用情報企業の方へお問い合わせプライバシーリーガルEnglish