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“K-TAI”トップページレポート&受賞者2010 “K-TAI” チャレンジクラス&エンジョイクラス7時間ファイナルイベントレポート

2010 “K-TAI” チャレンジクラス&エンジョイクラス7時間ファイナルイベントレポート

最後は荒天になり赤旗終了となったが、129周を周回した【#2 K.R.R GX DREAM1】がチャレンジクラス最多周回数賞を獲得!

2010 “K-TAI” チャレンジクラス&エンジョイクラス7時間ファイナルイベントレポート 7月25日(日)、10年目を迎えたエンデュランス・カーニバル 2010 もてぎKART耐久フェスティバル“K-TAI”の7時間耐久イベントを開催した。前日の5時間耐久イベントに続き、この日も4ストローク汎用エンジンを使用したカートによる参加型イベント。“K-TAI”は長年に渡っていろいろなファンに支えられており、2010年も7時間耐久には109チームが参戦。

早朝から気温が上昇する中、コチラレーシングのピピラを先頭に、恒例の選手入場が始まる。全109チームのドライバーが集まることで、会場の賑やかさはどんどん増し、まるでお祭り状態のようになっていった。どのチームも、7時間先ゴールを楽しく走りきる!といった表情でブリーフィングに参加していた。
2日目の選手宣誓は、2009年の7時間耐久イベントでMVPを獲得した【#1 Racing the Ape】 が担当した。
“K-TAI”を支えるオフィシャル、そして関係者との挨拶は毎年の恒例となっているが10年という時間を経て、多くの人に支えられていることを実感するようなオープニングセレモニーとブリーフィングだった。

7時間耐久ファイナルイベントは10:00にスタート。第1グループ、第2グループの二つに分けて、ローリング方式にてスタート。このように二つのグループに分かれてのスタートも、すでに“K-TAI”の風物詩と言える風景だ。最初にトップで戻ってきたチームは17番グリッドからスタートした【#20 Super Chips Dream】、同時に団子状態で駆け抜けていったのが、【#2 K.R.R GX DREAM1】、【#96 クラブレーシング・ドゥ】など。1時間が経過する時点では、21周で周回する【#2 K.R.R GX DREAM1】を筆頭に、【#20 Super Chips Dream】、【#3 K.R.R GX DREAM2】、【#4 ddd】、【#74 フレンズアンドKME】、【#96 クラブレーシング・ドゥ】、【#7 R2-RACING@GEN】、【#21 俺らレーシング+TRM KL】、【#86 REON SuperKids3】、【#808 オペラ・スーパーパフォーマンス】、以上、10台が同一周回で並び、その後の白熱したイベント内容を象徴する結果となっていた。

この日のイベント開催中も、場内では様々な催し物を実施。ツインリンクもてぎエンジェルによるピットレポート、アナウンス室に来場してのPR、そしてメール投稿によるリアルタイムメッセージなど、参加者が直接場内の方に向けて自分たちをPRできる機会を、多くの方が有効活用。場内放送を通して聞こえてくる様々な参加者のおもしろPRとアナウンサーとのやり取りは、一般的な観戦型モータースポーツでは体験できない貴重な出来事。このような和気あいあいとした雰囲気も“K-TAI”ならでは。しかも、PRの希望者や、リアルタイムメッセージの投稿も後を絶たないことから、こういった催し物がどれだけ参加者に受け入れられているのかの証明と言える。

一方、ファイナルイベントの白熱した走行のなか、中盤の時点で、最多周回数をマークしてトップ争いを続けていたのは、100台以上もの脅威のごぼう抜きを見せた【#808 オペラ・スーパーパフォーマンス】と【#2 K.R.R GX DREAM1】の2チームだった。他のチームとの差を少しずつ広げ、いよいよゴールのチェッカーへと走り続けていた。

残り1時間をきった16:10ごろ、ツインリンクもてぎ上空は雨雲に覆われ、ポツポツと雨が降り出す結果に。その約10分後には大粒の雨となったことで、参加者の安全を考慮して残り約30分を残して、セーフティカーを導入。その後しばらくは7時間後のチェッカーを目指すべく、セーフティカーの先導のまま周回を重ねていたが、天候状況は強風と雷雨という荒天へと悪化。その結果、参加者の安全を考慮して、スタートから6時間41分が経過した時点で赤旗を掲示。この時点でファイナルイベントを終了とした。

その結果、7時間耐久イベント、チャレンジクラスの最多周回数賞は129周を周回した【#2 K.R.R GX DREAM1】が獲得。なんと、前日の5時間耐久イベントに続き、両日共に制覇という快挙を達成した。「考えていた作戦を完璧にこなして、2日連続で最多周回数を獲得できて嬉しい」というコメント。また、エンジョイクラスは125周を周回し「予想外の結果にビックリしている」と話す【#75 RFアオヤマ.酒パワーズ】が獲得した。さらに、優秀周回数賞は、チャレンジクラス【#808 オペラ・スーパーパフォーマンス】、【#777 REON SuperKids1】、【#3 K.R.R GX DREAM2】エンジョイクラスは【#196 Team IMA・OMSC】、【#8 ハヤコバレーシング★IMP】、【#76 RFアオヤマ・KRT】、【#120 TEAMKRS-DAI&MKS】が獲得している。

そして、全員が注目したMVP賞は【#16 読売自動車大学校】が受賞。ドライバー全員が全ての走行会に参加し、しかもエントリーなどの手続きもスムーズ、かつ学校が一丸となって“K-TAI”を目標として取り組んでいる一生懸命な姿を見せていたことが、受賞理由となった。

なお、今回の表彰式は、悪天候によりピット内にて開催。雷雨という状況での赤旗中断で、そのままイベント成立という結果になったが、そこに集まった全員から笑顔がこぼれる表彰式となった。

こうして、開催から10年目を向かせた記念すべき2010年の“K-TAI”の2日間が幕を閉じた。4ストスポーツカートの発展も目指して、“K-TAI”はますますパワーアップする予定だ!

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