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“Joy耐”トップページレポート&受賞者2011 “Joy耐” 7月10日(日)7時間耐久レースレポート

2011 “Joy耐” 7月10日(日)
7時間耐久レースレポート

作戦がハマった【#44 DLWINTMNR インテグラ】が悲願の初優勝!

2011 “Joy耐” 7月10日(日)7時間耐久レースレポート 予選に続き、決勝日も青空が広がり、朝から夏の耐久レースらしい厳しい暑さとなった。もちろん気温、湿度、そして路面温度も上がり、ドライバーはもちろん、マシンにも厳しいコンディション。

11回目の“Joy耐”は、定刻通りにローリングスタートで始まった。大方の予想通りポールポジションからスタートした【#2 紫電ちーむの ロータス2-11】がスタートから2番手以下を引き離していく。2周目には、このレースのファステストラップとなる2分17秒542をマークし、リードを広げていく。しかし、思うようにペースが上がらず、【#57 東和インテックレーシング DC5】がトップに立つ。その後も混戦は続いていく。1時間を経過した時点で、トップは【#3 浅野自動車プレリュード】、これを【#2 紫電ちーむの ロータス2-11】が追うが、直後に2チームともピットイン。【#22 Penny★ELF EK4】がトップに立つ。

その直後、タイヤが脱輪したマシンがあり、タイヤがコース上に残ってしまうアクシデントが発生。この回収のためにセーフティカー が入る。このタイミングでピットインしたチームが多く、給油エリアを目指したチームが殺到、混雑する中、全く待たずに給油できたチームもいた。

2時間が経過した時点でトップは、【#36 Car☆Xsアドバントラストヴィッツ】がつけていた。何と、まだ一度もピットインしておらず、2時間20分でやっと1回目の給油に入っていた。【#44 DLWINTMNR インテグラ】、【#22 Penny★ELF EK4】も同一周回で続いていたが、徹底的な“かめ走法”を見せる【#36 Car☆Xsアドバントラストヴィッツ】に注目が集まった。

さらに、その直後、3コーナーから5コーナーでオイルを噴いたマシンがあり、その処理のために、2度目のセーフティカーを導入。この時点で、トップは【#44 DLWINTMNR インテグラ】がつけ、34秒差で【#22 Penny★ELF EK4】が追う。

後方では“かめ走法”で昨年、総合3位となっている【#5 みずほ薬局KOGミツワ爺シティ】が着実に順位を上げてくる。3時間が経過した時点で、3番手。さらに他のチームがピットに入ると、67周目には、ついにトップに浮上する。一方、同じく“かめ走法”で上位を狙っていた【#36 Car☆Xsアドバントラストヴィッツ】も、再びトップに立つが、4時間39分が経過したところで、スロー走行となり5コーナーイン側にマシンを止めてしまう。ちょうど100周目に入ったところのアクシデントだった。かわってトップに立ったのは【#22 Penny★ELF EK4】だったが…。

5時間が経過すると、空には黒い雲が広がりヘアピン、S字コーナーなど東コース方面から雨が降り始める。その後、ホームストレートにも大粒の雨が落ち、強い風を伴う雷雨となる。このため、この日、3度目のセーフティカーが入るが、風雨は強くなる一方。コースも冠水し始めたため、安全を最優先し、赤旗を提示。この時点でトップを走っていた【#44 DLWINTMNR インテグラ】が111周終了時でレース成立となった。

「作戦通りに進められましたね。セーフティカーが入ったタイミングも2度ともドンピシャだったのも大きかったですね。最後も、ちょうどドライバー交代をしようと思っていたら雨が降ってきてセーフティカーが入ったこともラッキーでしたね。10年挑戦してきて、今までは、ラスト1時間でトラブルが起きていました。ようやく勝つことができて、うれしいです」と【#44 DLWINTMNR インテグラ】の中山剛選手。

2位には、Class5トップの【#12 アンドソルト ヒグマ シビック】、3位には、【#9 福田ハウジング日光EG6】が1周遅れで入った。

“かめ走法”で追い上げるところだった【#5 みずほ薬局KOGミツワ爺シティ】は、Class3トップ、総合7位となっている。

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