『Ene-1 MOTEGI GP』が開催される『西コース』は、世界選手権をはじめ多くのレースが開催されている国際レーシングコースの一部であり、全長は1,490mとなる。
シンプルながらもアップダウンやコーナーの切り返しなどがあり、ドライバーやメカニックにとってもチャレンジングなコースレイアウト。Ene-1はスポーツとしての側面を併せ持つこととなり「エネルギーマネジメント」と「速さ」の両立を競う場として進化し続けている。
「タイムアタック(予選)」は1台ずつ、コントロールライン手前からスタートする。
「決勝レース」は、「タイムアタック(予選)」の結果順に3列交互に並び全車が一斉スタートする。
やや下りながら、スタート地点から約200mで、半径45mの1コーナーと2コーナーとなる。
一般的なレース車両を使用する4輪レースの場合、この1コーナーと2コーナーは「1つのコーナー」と捉えて曲がっていくことが良いとされている。
「西ショートカット」へ進入する直前に訪れる3コーナー。
速度が高まっているところからブレーキングをして、さらにタイトな右コーナーへ入っていくことになるため、左右や後続車両との接触がないように十分注意したいポイント。
また、自身の車両もオーバースピードでアクシデントなどがないように注意が必要。
下りながら左、右、へと切り返すテクニカルセクション。
特にKV-40車両の多くにとっては見下ろす形となり視界が限られることが予測される。走行ラインをみだりに変えることなく、安定したハンドリングを目指したい部分となる。
上りながらホームストレートへ戻ってくる右コーナー。
西ショートカットの下りで得た速度を活かしながらも、大きなGがかかるためオーバーランや横転に十分注意が必要なポイントとなる。
スタートラインとゴールラインは同じになる。
ゴール後に減速する際は、充分に周りに配慮し、車両の動きを乱さないように徐々に減速しよう。
サーキット場では走り続けている間にドライバーに対して複数の旗で多くの情報が示される。
コース上で発生しているトラブルなどの情報やインフォメーションは、コースで監視しているオフィシャルからこの「旗」によって走行しているドライバーに伝達される。
「旗」はドライバーに重大な情報伝達するための唯一の手段であり、
ドライバーは、旗を遵守する義務があり、見落としたりその旗の指示に従えない場合には、ペナルティが発生する場合もある。
旗を見落とすことで他の車両と接触したり、違反や失格とならないようにしよう。
ドライバーは、いざという時に旗を見て瞬時に反応ができるように以下の旗の意味は事前に充分に理解しておこう。
通常のモータースポーツレースでは、「Ene-1」よりも旗の種類も多い。
「Ene-1」で使用される下記の旗は、ごく基本的なもの。走行する前に必ず覚えておこう。
競技スタート合図の旗 | 競技の中断。 ドライバーは直ちに速度を落とし、必要に応じて停車できる態勢をとること。 |
||
日章旗 | レッドフラッグ(赤旗) | ||
前方に低速車および停止車両あり。 前方に注意して走行。 |
競技終了 | ||
イエローフラッグ(黄旗) | チェッカーフラッグ |
競技スタート合図の旗 | |
日章旗 | |
競技の中断。 ドライバーは直ちに速度を落とし、必要に応じて停車できる態勢をとること。 |
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レッドフラッグ(赤旗) | |
前方に低速車および停止車両あり。 前方に注意して走行。 |
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イエローフラッグ(黄旗) | |
競技終了 | |
チェッカーフラッグ |
各チームが最後まで安全に走りきるために、ドライバーは以下の点に注意しよう。
走行が危険と判断された時は、ペナルティの対象となる場合がある。
・他車を追い越しする場合は、基本的に左側から行う。
・追い越しされる車両は、追い越しする車両の進路を妨害してはいけない。
・急な進路変更および蛇行運転を行ってはいけない。
・定期的に、ミラー等にて後方確認をする。
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