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見どころ

Hondaエンジン復活! “地元”もてぎでの活躍は? タイヤの”使い方”も鍵に

2018シーズンのスーパーフォーミュラ開幕戦は、予選・決勝ともに「Hondaエンジン勢の躍進」が目立ったレースだった。予選では山本尚貴(TEAM MUGEN)のポールポジションをはじめ、Honda勢がトップ5を独占。決勝でも山本が優勝し野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が3位に入る活躍を見せた。

Honda勢は2013年以降タイトルから遠ざかっており、今年はSF14のマシンで争われるラストイヤー。それだけに例年以上にタイトル奪還への思いを感じた開幕戦だった。

またタイヤに関しても、これまでとは大きく異なる。今年は全戦でソフト、ミディアムの2スペック制が導入され、開幕戦は例年にも増して追い抜きシーンが多く、戦略の違いで順位変動が多いレースとなった。

真夏、炎天下のコンディションとなる可能性が高いもてぎ戦では、これらのタイヤをどう活かすのか……チームとドライバーの手腕が試されるレースとなりそうだ。

真夏の決戦、開幕ラウンドを圧倒したYAMAHA勢を倒すチームは現れるか!? MotoGP™とのタイム差にも注目

ツインリンクもてぎで再びJSB1000クラスが開催されるのは、8月18日(土)・19日(日)のシリーズ第6戦。4輪のスーパーフォーミュラとの併催である。

今年のJSB1000クラスは1大会2レース開催が主流で、開幕戦のツインリンクもてぎも2レース制だった。この第6戦は1レース制だが、全8大会13レースのシリーズ戦の8レース目であり、後半戦に突入してチャンピオン争いがし烈さを極める一戦ともなる。

一方でJSB1000クラスのマシンは、ライト類の装備義務などの違いはあるものの基本骨格は鈴鹿8耐マシンとほぼ同仕様であり、シリーズ前半戦は各チームにとってJSB1000クラスを戦いながら鈴鹿8耐用マシンのデータ取りをはじめとした開発期間でもある。言い換えれば、開幕戦で登場した各メーカーのJSB1000マシンは、鈴鹿8耐に向けて急速に進化を続け、その鈴鹿8耐直後に行われる第6戦ツインリンクもてぎには、ひとつの完成形を迎えたマシンが勢揃いするのだ。

つまり、急激なマシン進化により開幕戦の結果は、まるで一年前のレースのようになり参考程度のものとなる。開幕戦の2レースで独走優勝したYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が第6戦でも有利かと言えば、決してそうではないのだ。特に10年ぶりに全日本の舞台に復帰したHondaワークスのTeam HRCは注目だ。過去のTeam HRCがそうであったように、鈴鹿8耐に向けて、マシンは驚くほどに進化を遂げるからだ。

この変化の大きさこそJSB1000クラスが他のモータースポーツカテゴリーとは全く異なる魅力であり、シリーズを戦う上での難しさがある。チーム、ライダー、そしてファンにとっても後半戦の展開が全く読めないのである。

また、夏の暑さはエンジンをはじめとしたマシンパッケージのパフォーマンスに悪影響を及ぼすという時代もあったが、現在では電子制御の進化やタイヤ性能の向上、そこにマシンの急激な進化が合わさることで、熱い夏でも新コースレコードが樹立される可能性はある。

さらに、10月19日(金)〜21日(日)にツインリンクもてぎで開催されるMotoGP™日本グランプリに向けてもJSB1000クラスのタイムには注目したい。レース専用設計で世界最速のMotoGP™マシンに対し、あくまで市販車をベースにしたJSB1000マシンだが、ツインリンクもてぎのコースを知り尽くしMotoGP™マシンの開発ライダーを務めるHondaの高橋巧、YAMAHAの中須賀克行、SUZUKIの津田拓也らが、どれだけMotoGP™のタイムに迫ることができるか、そんなポイントにも注目してみたい。


 
スタートシーン
石浦宏明

ツインリンクもてぎ戦は0.001秒の争いに!? ベテランvs若手の熾烈な闘いになること必至

今シーズンもスーパーフォーミュラには全11チーム19台のマシンがエントリー。昨年チャンピオンを獲得した石浦宏明は引き続きP.MU/CERUMO・INGINGから参戦し、自身3度目となるタイトルを目指す。

 今年も新たな顔ぶれに注目が集まっており、昨年までFIA F2で活躍していた松下信治が、今年は国内トップフォーミュラに挑戦。DOCOMO TEAM DANDELION RACINGからエントリーする。早速、開幕前に鈴鹿サーキットで行われたテストでトップタイムを記録する好調ぶりで、今季の活躍が期待される。

 また松下と同じくヨーロッパを拠点に活動していた福住仁嶺もレッドブルカラーのTEAM MUGENより参戦。こちらはFIA F2と掛け持つため、スーパーフォーミュラは3レース欠場となるが、ツインリンクもてぎでのレースでは、どんな走りを見せてくれるのか注目だ。

 また、昨年SUPER GTでチャンピオンを獲得した平川亮が星野一義監督率いるITOCHU ENEX TEAM IMPULから3年ぶりにスーパーフォーミュラに復帰。以前参戦していた頃よりひとまわり成長した彼の走りも見逃せない。同じく昨年は参戦の機会がなかったジェームス・ロシターもVANTELIN TEAM TOM’Sか復帰となる。

 今年も有力ドライバーが揃い、例年以上に僅差の戦いになりそうな予感が漂うスーパーフォーミュラ。特にツインリンクもてぎは、コースの特性上、予選でのタイム差が出にくいため、0.001秒単位での緊迫した争いが見られそうだ。

 なお、中嶋一貴と小林可夢偉はWEC(FIA世界耐久選手権)出場のため、ツインリンクもてぎ戦は欠場となる。
中須賀克行選手
高橋巧選手
野左根航汰選手

鈴鹿8耐で完成を見たモンスターマシンが一同に集結。開幕戦からレベルアップした戦いを目撃!

8月18日(土)・19日(日)の全日本ロードレース第6戦は、2&4レースとしてツインリンクもてぎで行われる。このイベントはJSB1000クラスのみの開催。しかしパワーとパワーがぶつかり合う、し烈な戦いになる。

 JSB1000クラスのマシンは、シーズン前半は、鈴鹿8耐を見据えた開発期間と言われる。それほどこのクラスを戦うチームやライダーにとって鈴鹿8耐の存在は大きいのだが、各レースを仮想鈴鹿8耐として燃費を計り、さらには些細なネガティブ要素までをも改善していく。そして鈴鹿8耐でマシンはひとつの完成形を迎える。

 そのピークを迎えたマシンがそのまま第6戦ツインリンクもてぎに持ち込まれるため、他にはない見応えあるレースが展開されるのだ。

 ライダーにとっても同じことが言える。鈴鹿8耐では、その事前テストを含めてマシンを走らせる時間が一気に増え、それまで以上にマシンに対する理解を深めることができ、ひとつのピークを迎えるのだ。

 昨年のレース結果を見ると、6月と8月に開催されたツインリンクもてぎ戦は、両レースともYAMAHAの野左根航汰が優勝している。しかも8月の大会では、レースタイムを4.3秒も短縮しているのだ。もちろんコンディションの違いもあるし、レース展開の違いもある。そしてこうしたタイム短縮がすべてのライダーに当てはまるわけではない。とはいえ、少なくとも4月7日(土)・8日(日)の開幕戦とは違った戦いが見られることは間違いない。

 開幕戦で各ライダーの仕上がり具合を見て、第6戦ではそこまでの4ヵ月の間にどれだけマシンとライダーがポテンシャルを上げたかを見るというのも、オススメの観戦方法なのである。

※内容は予告なく変更となる場合がございます。
※使用している写真・イラストはイメージです。

 

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